鎌田千穂(代表)
企業の " 業務改善・組織変革 ” 30年以上人材育成に携わってきました。
独立・起業家の心のケアと成長支援をライフワークとしています。
後藤利江子(プロジェクトサポーター)
経理・総務事務と現場で活動しながら、プチッチ起業家オフィスの立ち上げをサポート。
「誰もが挑戦できる社会」を目指しています。
独立や起業は、挑戦と自由の世界。
その一方で
「誰に相談すればいいかわからない」
「一人で悩む時間が増えた」
と感じる方も少なくありません。
さらに女性の独立・起業の場合、自宅をオフィスにすることで、防犯面のことから住所を明かすことが厳しく、所在が明らかでないことから取引先との契約につながり難い現実があります。
そんな中で、福岡県福岡市には独立・起業をする方が多いことから、都心部に集中したコワーキングスペースが沢山あります。
また、都心部に向かうには、不便だと感じるようなエリアでもバスは本数が多く、運賃も安かったので、天神や博多に向かうことは気軽でした。
ですが、コロナ明けから公共交通機関の値上げラッシュ。
バスの減便により、中心部への移動負担は大きくなっています。
例えば、早良区や西区から博多まで往復1000円以上と2倍近くの値上がり。
バスの本数も一時間に4本~5本あったところが減少。
特にお昼の時間と20時以降は1時間に1本有るか否かまでに減便。
独立・起業家の経費とロスタイムが膨大に膨れ上がってしまっています。
初期投資はなるべく少なくすることも、起業家として求められる当然の要素です!
私たちがつくろうとしているのは、
「徒歩で気軽に立ち寄れる」拠点です。
場所は、福岡市早良区と西区のちょうど境目。
マンモス団地が広がるこのエリアは、特に子育て世代にとって身近。
暮らしの延長線上にあるような環境です。
けれど、この地域には見えない壁がありました。
賃貸住宅街や団地では、事業申請が通りにくく、
「ここは住む場所だから」と、話す前から断られることも多かったのです。
実際、共同型の共創型のオフィスをつくろうと動き出したときも、
不動産会社や大家さんに話を聞いてもらえず、
何度も門前払いを受けてきました。
一方で、今の時代、独立や起業をしている人たちは、
都心のオフィスを手放したり、オンライン商談に切り替えたりと、
働き方を模索しながら、経費を抑える工夫をしています。
ですが、自宅での仕事には限界もあります。
自宅がわかることでONとOFFの切り替えが難しくなったり、
現実の世界との接点が薄れていくような感覚に、不安を覚えることも。
だからこそ、地域に開かれた「ちょっと立ち寄れる場所」が必要なんです。
暮らしのすぐそばに、誰かと話せる場所がある。
その存在が、働く人の背中をそっと支え、
この街に住むことの意味を、もう一度感じさせてくれる。
そんな場を、ここから育てていきたいと思っています。
そこで、生活圏の中で気軽に足を運べる場所に、業界を超えた生身の人間と関わる安心感のつながり、雑談からの学び、相談できる場所を目指します。
うじうじ悩んでいても何も解決しません。
経営でわからないことがあれば気軽に聞ける、そんな場所が必要だと考えて創りました。